赤ちゃんの初節句の意義と祝い方、日程と風習
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赤ちゃんの無事な成長を願う初節句は、男の子と女の子で祝う時期が異なります。「初節句にはどんな準備をするの?」「どれくらいの祝い金を用意すればいいの?」といった疑問が多くありますよね。この記事では、初節句の時期やお祝いの方法、正しいマナーについて詳しくご説明します。大切な節目を、心を込めてお祝いするためのポイントをお伝えします。

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初節句とはいつ?

初節句とは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える「3月3日」や「5月5日」のことを指します。男の子は55日の端午の節句、女の子は33日の桃の節句で祝われます。たとえば、11日に生まれた男の子はその年の55日に、41日に生まれた女の子は次の年の33日に初節句を迎えることになります。赤ちゃんの性別や生まれた月によって祝うタイミングが異なり、節句までの期間が短い場合には翌年に祝うことが一般的です。

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初節句のお祝いと行事内容

初節句は、新生児の健康と幸福を願う重要な行事です。この日には、家族や親戚を招いて、縁起の良い料理を楽しみ、ひな人形や鯉のぼりを飾ることが一般的です。また、神社へのお参りや記念撮影を行う家庭も多いですが、地域や家庭によって異なる風習があるため、事前に調べておくことが大切です。

男の子の初節句のお祝いについて

男の子の初節句は、55日の端午の節句に行われ、こどもの日としても広く知られています。この時期はゴールデンウィークにあたり、親戚が集まりやすいため、多くの家庭で盛大にお祝いされます。

端午の節句の伝統料理

端午の節句には、地域によって異なる料理が提供されます。関東では柏餅、関西ではちまきが一般的で、現在ではどちらも容易に手に入りますので、お祝いの席ではこれらを用意することが推奨されています。これらの料理には、それぞれに縁起の良い意味が込められています。

柏餅の意味

柏餅は柏の葉を使った和菓子で、柏の葉が新しい葉が生まれるまで落ちない特性から、「子孫繁栄」という願いが込められています。

ちまきの由来

ちまきは、笹の葉で包まれており、笹には邪気を払う力があるとされています。以前は茅の葉が使用され、その魔除けの効果が信じられていました。

さらに、以下の縁起物を使った料理もおすすめされています。

  • ブリ:成長の過程で名前が変わることから、「出世魚」と呼ばれ、子どもの成長を象徴。
  • カツオ:「勝つ男」という言葉遊びから、勝利を願う料理として選ばれることが多い。
  • うなぎ:「うなぎのぼり」のように順調に成長してほしいという願いを込めて。
  • たけのこ:直立に早く成長することから、健やかな成長を象徴。
  • 赤飯:魔除けの力があるとされる赤色が特徴で、健康と活力ある生活を願って提供される。

節句飾りについて

男の子の初節句には、五月人形や鯉のぼりを飾ります。五月人形には「鎧飾り」「兜飾り」「武者人形」のバリエーションがありますが、最近はスペースをとらないコンパクトな武者人形が人気です。

女の子の初節句のお祝い方法

女の子の初節句では、ちらし寿司やひなあられを用意し、お祝いにひな人形を飾ります。

節句の食事メニュー

女の子の初節句には、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、菱餅、ひなあられなどのお菓子が一般的に用意されます。これらの料理にはそれぞれ縁起が良い意味が込められています。

ちらし寿司の意味

ちらし寿司に使われる具材は地域によって異なりますが、一般的に縁起の良い食材が選ばれます。

  • 錦糸卵:豊かな生活を象徴する金銀の糸。
  • いくら:子孫繁栄を願う。
  • インゲン豆:健康と勤勉を象徴。
  • たけのこ:直立成長を通じて健やかな成長を願う。
  • エビ:長寿を意味。
  • レンコン:透明な未来を象徴。

はまぐりのお吸い物の象徴

はまぐりのお吸い物は、夫婦円満や赤ちゃんの将来の良縁を願うために用意されます。ペアでしか完全に閉じないはまぐりは、深い絆の象徴です。

菱餅の役割

菱餅は桃色、白色、緑色の三色で構成され、春の訪れと共に繁栄や健康を願います。桃色は魔除け、白色は純潔、緑色は成長を象徴します。

ひなあられの特徴

ひなあられは地域によって異なる形や味が楽しめますが、一般的には関東では砂糖をまぶしたポン菓子タイプ、関西では醤油で味付けされたおかき風のあられがあります。これらは四季を象徴し、一年を通じての健やかな成長を願います。

節句飾り

女の子の節句には、多種多様なひな人形を飾ります。特に最近では省スペースの小さな親王飾りが人気です。ひな人形は赤ちゃんの代わりに災いを引き受けるとされ、季節ごとの風習に応じて飾られます。

初節句の祝い金と贈り物の相場

初節句のお祝い金は、贈る方と赤ちゃんとの関係によって相場が異なります。

  • 祖父母:50,000円から300,000円
  • その他の親族:5,000円から10,000円
  • 友人や知人:3,000円から5,000円

特に祖父母からは、五月人形やひな人形などの贈り物を加えるのが一般的です。これらのアイテムはサイズが大きくなるにつれて価格も上昇するため、お互いの経済的な負担を考慮しながら、サイズや価格について事前に相談することが大切です。

初節句のお祝いに使う「のし」の書き方とご祝儀袋

初節句のお祝いで使う「のし」には、「御祝」「祝初節句」「御初節句」などと表書きし、水引は紅白の蝶結びを選びます。表書きの下には、贈る人のフルネームを記入するのがマナーです。身内であっても、後日誰からの贈り物だったかが分かるようにするために、名前の記入は欠かせません。夫婦で贈る場合は、夫の名前を中央に、妻の名前を左側に記載します。

お祝いの品とご祝儀を贈るタイミング

初節句のお祝いに招待されている場合は、当日に直接手渡すのが通例です。五月人形やひな人形などの大きな節句飾りは、イベントの少なくとも1ヶ月前に届くように手配することが望ましいです。食事会が開かれない場合や招待されていないが祝いを贈りたい場合は、2週間前から当日までの間に贈ると良いでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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