寒中見舞いの正しい送り時期とマナー
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新年が明け、年賀状の配布が終わった後に目にすることの多いのが寒中見舞いです。一部では年賀状を送るのを忘れた際の代替として使われがちですが、その本来の目的は異なります。本記事では、寒中見舞いの意義と適切な送り方について詳しく説明します。

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寒中見舞いを送る適切な時期

寒中見舞いを送るべき期間は、松の内が終わり次第から立春の前日までとされています。松の内は地域によって異なり、一般的には11日から17日までですが、関西地方では115日までの場合もあります。したがって、送る際には自分の地域の慣習を確認することが重要です。

立春は毎年異なる日付ですが、大体24日前後になります。寒中見舞いは、23日までに相手に届くように送ることが望ましいです。

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寒中見舞いの時期を逃した場合

立春を過ぎてしまったら、余寒見舞いを送るのが良いでしょう。余寒見舞いは、立春を過ぎた後に出す挨拶状で、「カレンダー上は春ですが、まだ寒い」という時期に最適です。寒中見舞いと違い、特定の日までに送る必要はありませんが、気温が温暖になる前に送ることが適切です。余寒見舞いは、2月中に送ることをお勧めします。

寒中見舞いを送るタイミングとその理由

寒中見舞いは、冬の厳しい寒さの中で相手の健康を気遣い、自分の近況を伝える季節の挨拶状です。お祝いの意味合いを含まないため、自分や相手が喪中であっても安心して送ることができます。通常、以下のような場合に寒中見舞いを送ることが一般的です。

  • 年賀状を送るのを忘れたとき
  • 喪中通知を出すのが間に合わなかったとき
  • 相手が喪中であることを知らずに年賀状を送ってしまったときのフォロー

年賀状を送り忘れた場合

松の内(17日)までに年賀状を送れなかった場合、寒中見舞いで挨拶を代行しましょう。このとき、送り遅れたことに対して謝罪の言葉を添えるのがマナーです。年賀状と寒中見舞いを同時に送ることはマナー違反ではないものの、普通はどちらか一方だけを選ぶことが望ましいです。また、年末年始の挨拶が遅れた際には、ギフトと一緒に寒中見舞いを送ることもあります。

喪中はがきが間に合わない場合

12月に喪中になり、年末の忙しさで喪中はがきを出す時間がなかった場合、1215日の年賀状受付開始前に間に合うようにするべきです。それに間に合わなかったり、1215日以降に喪中になったりした場合、相手がすでに年賀状を送ってしまっていても、松の内が過ぎた後に寒中見舞いを送るのが適切です。喪中でも、相手からの年賀状を受け取ることに問題はありません。

相手が喪中であることを知らずに年賀状を送った場合

年賀状はお祝いの意味が強く、喪中の方に送るのは避けるべきですが、送った後で相手が喪中であることを知ったり、喪中はがきを受け取っていたのにうっかり送ってしまったりした場合、まずは電話や手紙で謝罪することが重要です。その後、松の内を過ぎてから寒中見舞いを送ることで、礼儀を尽くすことができます。

寒中見舞いに年賀はがきを再利用するのは適切か?

寒中見舞いと年賀状はどちらも新年の挨拶用のカードですが、その使用目的は異なります。年賀状は新年の祝いとして送られるため、余った年賀はがきを寒中見舞いに使用するのは望ましくありません。寒中見舞いには、通常の郵便はがきや市販されている絵はがき、または自作のポストカードを使用することが推奨されています。

寒中見舞いで写真入りはがきは使える?

寒中見舞いを送る際、写真入りのはがきの使用も問題ありません。ただし、送り手や受け手が喪中の場合は、写真を含めることは控えるべきです。喪中の方に楽しい家族の写真や赤ちゃんの写真を送ると、相手の心情を傷つける可能性があります。また、自身が喪中でありながら楽しげな写真を送るのは不適切とされます。出産や結婚などのお祝い事の報告を含める場合は、短い言葉でさらりと触れる程度に留めることをお勧めします。

寒中見舞いで温かい挨拶を送るエチケット

寒中見舞いは、厳しい冬の寒さの中でも人々のつながりや温もりを感じられる重要な挨拶状です。基本的なマナーを守りつつ、遠く離れた大切な人へ心からのメッセージを送ることが大切です。

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